採用について
ENTRY
2016年入社 工学研究科
材料システム工学専攻修了
マテリアル製造所 製鋼課勤務
どんな仕事をしていますか?
製鋼は、電気炉・高周波炉で原料を溶解して鋳型で固めます。それをプレス鍛造で改質し、線材や棒鋼、圧延鋼板に加工。さらにそれらに機械加工を施し、熱処理・コーティングして、工具や機能部品、金型などの素材として出荷しています。私は溶解から鍛造までの上流工程を担当。加工条件の調整や工法の改善、工場レイアウトの改良などを行ないながら、品質や生産性の向上に取り組んでいます。
仕事の課題は?
製鋼は成熟した技術と言われますが、まだまだ改善の余地はある。また再溶解設備など新規設備を増設すれば加工条件や工程も変わります。工程全体のコストをいかに削減するか、製品の歩留まりをいかに向上させるか。工夫は尽きません。
仕事で初めての成功体験は?
ここ数年、注文が増え生産量が増えています。生産スピードをアップするための現場改善に取り組みました。現場の意見を取り入れ、工場のレイアウトを変更。搬送用の新しい治具も考案することで成果を上げました。現場の人からも「楽になった」と評価されました。
どんな先輩がいますか?
材料、設備、設備の修理や保全・・・すべてに精通している、そんな人ばかりです。
特徴的な習慣があれば・・・
業務書類はWordではなくEXCELで作成します。この「EXCEL原稿用紙」、最初は戸惑いましたが次第になじんできました(笑)
不二越に就職した決め手は?
材料系の会社を対象に就活しました。
不二越に決めたのは、人事の担当者、それとお会いした先輩社員の人柄に惹かれたからです。
もうひとつ理由があります。インターンで行った他の会社では、仕事は細かく分業されていて担当する設備は一つだけ。不二越は逆に、一人が多くの工程を担当する。幅広い仕事ができエンジニアとして成長できる職場だと思ったからです。
入社しての感想は?
真っ赤に焼けた数トンの重さの鉄の塊をクレーンで搬送する――そんな現場の迫力に、ただただ圧倒されました。
学生諸君へのアドバイスを
仕事に就くと、学生時代と比べまとまった時間がなかなか取れません。興味があることややりたいことは、時間が自由に使える学生時代にチャレンジしておいたほうがいいと思います。