ニュースリリース
世界標準超硬エンドミル「GS MILLハード」を発売
2004年3月29日
株式会社不二越
住友電工ハードメタル株式会社
株式会社不二越
住友電工ハードメタル株式会社
株式会社不二越(本社:富山県富山市、代表取締役社長:井村健輔)と住友電工ハードメタル株式会社(本社:兵庫県伊丹市、代表取締役社長:鴻野雄一郎)は、2002年6月に共同開発品として発売を開始し、ランニングコストを従来の2分の1以下まで低減した世界標準超硬エンドミル「GS
MILLシリーズ」(共通ブランド) のラインアップを拡充し、本年4月1日より高硬度焼き入れ材の高能率加工用エンドミル「GS MILLハード」を発売いたします。
不二越と住友電工ハードメタルの親会社である住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:岡山紀男、以下 住友電工)は、1999年に工具事業について包括的な業務提携を行ない、住友電工の粉合・ダイヤ事業部が、2003年4月に住友電工ハードメタルとして独立後も、広範な領域で協力関係を深めてきました。とくに商品開発面では大きな成果をあげており、今回発売する「GS
MILLハード」を含めて共同開発品は15品目に達しています。
今般、発売を開始する「GS MILLハード」の特長は、次のとおりです。
○GS MILLハードの特長
- 世界標準超硬エンドミル「GS MILLシリーズ」
- 両社の開発技術力と生産技術力を融合した世界標準超硬エンドミル「GS MILLシリーズ」は、金型や機械部品の高能率加工を実現し、とくに金型加工向け超硬エンドミルの「世界標準ブランド=Global Standard Brand」として国内外で高い評価を得ています。
- 「GS MILLハード」の特長
- 金型加工の分野では、最近、高硬度焼き入れ材に対する高能率加工ニーズが高まっています。今回発売する「GS MILLハード」は、新開発の超アルミリッチなAl-Ti-Cr系積層コーティング「GSハードコート」を施し、1,100℃での耐酸化性を従来の3倍以上に高め、超高速加工での耐熱・耐摩耗性能を大幅に向上させています。
- 表層の面粗さは平滑性に優れており、切削中の摩擦抵抗を低減します。
- 高硬度専用の超微粒子系低コバルト超硬合金を新開発したことにより、母材強度を高め、加工中に発生するミクロな塑性変形を抑制し、耐久性を向上させました。
- 高硬度焼き入れ材の超高速加工(切削速度800m/minまで)を可能にしました。
- 刃先形状の工夫により、コーナー部の摩耗を大幅に抑制しました。
- 用途、売上目標など
- 用途:焼き入れ鋼(〜70HRC)、プレハードン鋼など
- 寸法範囲:直径1〜20mm まで12サイズ
- 売上目標:年間3億円 (発売開始後1年間 両社合計)
- 発売開始:2004年4月1日
以上
問い合わせ先 | (株)不二越 機械工具事業部(工具) TEL 03-5568-5260(直通) 住友電工ハードメタル(株) TEL 072-772-4531(直通) インターネットからのお問い合わせ |