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ロボットの社内活用を拡大し、生産性を大幅に改善する

2004年10月18日
株式会社不二越

ナチ不二越は、自動車や産業機械分野をはじめ、ものづくりの様々な工程で培ってきたロボットのアプリケーション技術、ノウハウを、社内の主要な製造ラインに適用することにより、生産性の大幅な改善を実現し、モデルラインを構築する。さらに、カスタマーに対して、社内のモデルラインで改善事例を紹介するとともに、ロボット導入のノウハウ、アプリケーション技術を提供し、ものづくりの高度化するニーズに応え、ロボット事業の拡大をはかる。

1 ロボットの採用拡大の背景・・・生産性、品質の向上
  • 自動車や産業機械、電機・電子分野の好調を受けて、増産、短納期対応が要求されている。
  • 生産性の向上によりコストダウンを追求する。
  • 少(中)量多品種生産にフレキシブルに対応するラインを構築する。
  • 人手作業を減らし、品質の向上、安定化をはかる
  • 技能の低下(熟練工の減少)がすすむ。
2 これまでの成果
  • 当社の複合型(機械加工、機能部品、材料)の事業展開の中で、これまで約150台のロボットをグループ内の多様な製造ラインに導入し、生産性の向上、品質の安定など、一定の成果を上げてきた。また、蓄積してきたアプリケーション技術、ノウハウをカスタマーに水平展開し、中小口需要を中心とした市場・用途開拓にとり組んできた。
  • 社内での主な採用事例
    • 鋳物加工ラインのマシンローディング、バリ取り(油圧バルブ工場)
    • ドリル、エンドミルのマシンローディング(ドリル工場、エンドミル工場)
    • カーコントロールバルブの組立(カーハイドロリクス工場)
    • ベアリングのボール組み入れ(各ベアリング工場)
    • 油圧部品加工ラインのマシンローディング、塗装(油圧ポンプ工場)
  • カスタマーへの水平展開事例・・・自動車、産業機械、電機・電子という日本のものづくりを下支え
    • バリ取り用のロボットや工具、周辺機器をパッケージ(標準セル)化し、自動車、産業機械部品の加工ラインに納入を開始。
    • 電機・電子関連の精密部品や自動車部品の組立ラインに、カーコントロールバルブの組立で活用している小型・高速・高精度ロボット(VSシリーズ)を提供している。
    • ドリル、エンドミル用ローディングロボットを、MAシリーズ(走行タイプ)としてラインアップ。 機械間搬送用として、自動車や産業機械部品の加工ラインを中心に市場開拓をすすめている。
3 今後のとり組み
  • 社内において、ロボット化推進プロジェクトを結成(9月)。プロセス改革部(製造改革を推進、統括する所轄)と各事業部門の推進チームが協同で、各製造ラインのネック工程を中心にロボット化をすすめ、生産性の大幅な改善にとり組む。
  • そして、新たなアプリケーション技術を開発し、カスタマーのものづくりの各プロセスに提供していく。
  • ロボット導入、生産性改善計画
    現状150台稼働 → 2006年:300台 → 2008年:500台(グループ企業含む)
    生産性の向上 → 2006年:生産性30%向上
  • 最近の主な導入事例、導入計画
    これまで:省人・省力化、生産性向上、3K作業の自動化をターゲットとしたロボット導入
    これから:熟練作業をも自動化することを狙いとした、知能化ロボットシステムの導入
以上
問い合わせ先 (株)不二越 経営企画部
TEL:03-5568-5210(直通)
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