ニュースリリース
高能率・高性能ハイスドリル「AG−ESドリル」「AG−ESSドリル」を発売
2007年7月30日
株式会社不二越
株式会社不二越
ナチ不二越は、超硬ドリルに迫る高能率加工を実現する高性能ハイス・コーティングドリル
「AG−ESドリル」「AG−ESSドリル」を開発し、2007年7月から販売を開始した。
AG−ESドリル、AG−ESSドリルは、従来のハイス・コーティングドリルに対し、高速性能・寿命・信頼性をさらに向上させ、被削材の汎用性も高めた。今後、部品の高能率加工から金型などの高精度加工まで、幅広い加工領域で採用を拡大する。
1.AG−ESドリル、AG−ESSドリルの特長
(1) 新開発の高合金ハイスと専用の新コーティングを採用し、超硬ドリルに迫る加工能率を実現- 耐熱性、耐摩耗性に優れたハイス専用AlCr系「新AGコーティング」を開発、採用することにより、高速性能を格段に向上させた。炭素鋼の加工において、切削速度60m/min、送り速度500mm/minを実現するなど、超硬ドリルに迫る高速・高能率加工を可能にした。
- 高速性能を高めるため、微細炭化物を均一に分散させた専用の高合金溶解ハイスを開発。この材料特性を活かし、ドリルコーナー部の摩耗とチッピングを抑制すると同時に、コーティングの密着性を高めることによって、信頼性を大幅に向上した。
切り屑排出性と剛性のバランスを兼ね備えた、新しい断面形状と先端形状を採用した。これにより、炭素鋼や合金鋼をはじめ、構造用鋼、ステンレス鋼まで、広範な被削材の加工に対応する。
(3)抜群のコストパフォーマンスコストに優れる高合金溶解ハイスを採用し、高級粉末ハイス製ドリルを大きく上回る長寿命を実現。高いコストパフォーマンスを発揮する。
2.用途、売上目標
- 用途:構造用鋼(SS材)、炭素鋼 〜 ステンレス鋼(SUS)、プレハードン鋼などの穴あけ加工
- 寸法範囲:AG−ESドリル φ2〜φ20まで 120寸法
AG−ESSドリル φ1〜φ20まで 129寸法 - 発売開始:2007年7月
- 売上目標:年間5億円(2008年度)
以上
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