ニュースリリース
2014年3月26日
超硬ドリルのラインナップを拡充
ナチ不二越は、高能率深穴加工用超硬ドリル「アクアドリルEXオイルホールロング」、および専用ガイド穴加工用超硬ドリル「アクアドリルEXオイルホールパイロット」の小径サイズを拡充し、高まる小径深穴加工ニーズに対応する。
近年の部品の小型化・高機能化に伴い、加工は微細化が進み、小径穴あけ加工の需要が拡大している。小径穴あけ加工においては、切りくずに起因するドリル折損の問題などから、靱性の高いハイスドリルが、現在は主流となっているが、より高能率で安定加工が可能な超硬ドリルのニーズが、急速に高まっている。
今般、ナチ不二越は、高能率深穴加工用超硬ドリル「アクアドリルEXオイルホールロング」に、直径1.0〜2.9 ミリメートルの小径サイズのラインナップを拡充し、炭素鋼・合金鋼・鋳鉄・ステンレスなどの小径穴あけ加工ニーズに対応する。
また、深穴ドリル加工の求心性を高め、小径深穴あけ性能を向上させる専用ガイド穴加工用超硬ドリル「アクアドリルEXオイルホールパイロット」の小径シリーズを追加した。
これらにより、アクアドリルEXオイルホールロングは、直径1.0〜12.0mm のトータル415寸法、アクアドリルEXオイルホールパイロットでは、直径1.015〜12.03mm のトータル111寸法となり、他社を圧倒する品揃えで、カスタマーの多様なニーズに対応する。
1.特長
(1) アクアドリルEXオイルホールロング
a.小径深穴の安定加工を実現
刃先形状と溝形状の最適設計により、切りくずの分断性と排出性を向上。あわせて平滑溝面により、排出性をさらに高め、小径深穴の安定加工を実現。
b.アクアEXコートにより長寿命を実現
耐熱性と耐摩耗性に優れたアクアEXコートにより、高速深穴加工でも耐久性と安定性を向上させ、長寿命化を実現。
c.幅広い被削材に対応
オイルホールの採用により内部給油を可能にしたことで、一般鋼から合金鋼、鋳鉄、ステンレス鋼までの幅広い被削材に対応。
(2) アクアドリルEXオイルホールパイロット
a.後工程の小径深穴加工にベストマッチの形状
後工程の「アクアドリルEXオイルホールロング」の性能をフルに発揮するため、食付き時の挙動、ガイド性を考慮したベストマッチの形状を追求。食付き性に優れた先端形状で、位置決め精度を高め、後工程の深穴の曲がりを抑制。
2.寸法範囲と価格
(1)アクアドリルEXオイルホールロング (小径シリーズ追加、Ø3.0mm以上は好評発売中)
・ | シリーズ | : | 10D用、15D用、20D用 D(ドリル直系)に対する加工深さ | |||
・ | 寸 法 | : | 直系 Ø1.0〜2.9mm 60寸法 (各シリーズ20寸法) | |||
・ | 価 格 | : | 代表型番 | 10D用 | 1.0mm | 16,000円/本(税抜き) |
20D用 | 2.0mm | 21,600円/本(税抜き) |
(2)アクアドリルEXオイルホールパイロット (小径シリーズ追加、Ø3.03mm以上は好評発売中)
・ | 寸 法 | : | 直系 Ø1.015〜2.915mm 20寸法 | ||
・ | 価 格 | : | 代表型番 | 1.015mm | 9,200円/本(税抜き) |
2.015mm | 9,200円/本(税抜き) |
3.発売日と売上目標
・ | 発売開始 | : | 2014年3月24日 |
・ | 売上目標 | : | 年間1億円 |
4.今後の取り組み
アクアドリルEXシリーズのラインナップおよび寸法範囲の拡大、ならびに販売・生産体制の拡充により、カスタマーの多様なニーズを取込み、2016年までに超硬ドリルの国内シェアを20%超まで引き上げる。
超硬ドリル「アクアドリルEXシリーズ」
○ | 特 長 |
: | 超硬材にアクアEXコートを施し、高い加工安定性と高性能な穴あけ加工を実現する、当社超硬ドリルの主力シリーズ |
○ | ラインナップ |
: | 今回の2品目に加え、先端角を180°完全フラットにして、傾斜面の一発穴あけ加工を可能にするとともに、貫通穴を加工する際の裏バリの発生を抑制するアクアドリルEXフラットなど、全12種類2200寸法のラインナップで好評発売中。 |
問い合わせ先 | (株)不二越 経営企画部 TEL:03-5568-5210(直通) インターネットからのお問い合わせ |