ニュースリリース
2016年7月20日
ウィングスライサー型ロボット「EZシリーズ」を市場投入
1.小型ロボット市場の拡大
国内外のものづくりの現場では、自動車、産業機械はもとより、電機・電子分野や、化学、食品などの軽工業分野においても、小型ロボット導入による、生産性向上・コスト削減・品質向上などを目的とした自動化のとり組みが本格化している。
一方、中国をはじめとした新興国では、人件費の高騰、労働人口の減少などを背景に、これまでの人手作業の自動化、小型ロボットへの置き換え需要が、急速に拡大している。
2.当社のとり組み
当社は、2013年9月に、世界最速・軽量コンパクトロボットMZシリーズを市場投入、2014年には、 ラインナップを拡張し、全世界で小型ロボット市場の深耕にとり組んできた。
今般、自動化ニーズが高まるEMS企業をはじめとした電機・電子分野をターゲットに、さらなる市場開拓の一環として、ウィングスライサー型ロボット「EZ03」を市場投入する。MZシリーズとの組み合わせにより、更に幅広いシステム設計を可能にし、よりコンパクトで高速なロボット・ソリューションを提供する。
3.EZシリーズ[ウィングスライサー型]の特長
当社独自機構(第一軸上下構造)の採用で、省スペース、超高速動作、デッドスペースの最小化を実現。
(1) 設備をコンパクト化
天吊設置により生産ライン上にEZシリーズを設置することで、一般的な床置き型スカラロボットと比較して、設備レイアウトの省スペース化を実現。
(2) 最短経路で高速動作
先端に駆動部がないスリムなアームにより高速動作を実現。また、天吊設置により、動作できない領域(デッドゾーン)をなくし、動作範囲の中心を通過して動作距離を短くすることで、サイクルタイムを大幅短縮(従来タイプ比で30%削減)。
(3) スマートなケーブル引き回し
手首先端に直径36mmの大中空穴を確保した手首の中空化により、ハンドなどへの配線・配管の引き回しを容易化。また、全ての配線・配管を機体内に内蔵することで、周辺装置との干渉リスクを低減。信頼性を大幅に向上。
(4) 複雑な作業も可能(6軸モデル)
今夏、追加発売するEZ02は、従来の「水平多関節型」の概念を大きく超える6軸モデルで、組立工程の中でも、斜めからの挿入、向きの変更、あるいは研磨や仕上げ工程といったより複雑な作業へ適用可能。
(5) 豊富なアプリケーション
4機種をラインアップ、設備に合わせた最適なアーム、コントローラを選択可能。
4.発売予定
(1) 発 売 日 : 2016年7月
(2) 価 格 : オープン価格
(3) 販売目標 : 1,000台/年(2017年)
5.新商品の問い合わせ先
(株)不二越 ロボット事業部 ロボット企画部 TEL:076-423-5135
問い合わせ先 | (株)不二越 経営企画部 TEL:03-5568-5210 FAX:03-5568-5215 インターネットからのお問い合わせ |