ニュースリリース
2018年1月24日
小型ロボットMZシリーズを拡充 「MZ12」を市場投入
1.小型ロボット市場の拡大
世界的な少子高齢化、労働人口の減少により、ものづくりの現場では、人件費の高騰や人手不足の解消、そして生産性向上などを目的として、小型ロボット導入による自動化のとり組みが本格化している。
2.当社のとり組み
2013年、当社は世界最速・軽量コンパクトロボットMZ07(7kg可搬)を市場投入し、小型ロボット市場へ本格的に参入。以降、MZ04(4kg可搬)をはじめ、可動範囲の広いロングアーム型、人と協働可能な低出力型など、MZシリーズのラインナップを拡充し、とくに世界の電機・電子・EMS分野において、高い評価とマーケットシェアを獲得している。
このような中、足許では、電機・電子・EMSをはじめ食品・医療品など幅広い産業分野で、FA化ニーズが高まり、搬送から組立、機械加工、包装・箱詰めまで、あらゆる人手作業をロボットに置き換える動きが強まっている。
今般、当社は、MZシリーズの小型軽量・高剛性の特長を持ち、さらに可搬重量を引き上げて、ワーク・用途の適用範囲を拡大し、多彩な作業を高速・高精度に実現するMZ12(12kg可搬)を市場投入。 MZシリーズのラインナップ拡充と、FAシステムの提案・対応力の強化により、お客様の生産ラインをトータルサポートするソリューションを提供することで、さらなるマーケットシェアの拡大を進めていく。
3.MZ12の特長
(1) 様々な用途に対応
手首・本体ともにフルカバー化し、防塵防滴(IP67)、防錆対応を標準装備とすることで、小型部品の組立・搬送に加え、バリとり、加工機へのローディングなど幅広い用途に対応する。
(2) クラストップレベルの高速・高精度動作
軽量化と高剛性を両立した設計で、クラストップレベルの高速・高精度動作を可能にし、ユーザーの生産性向上に寄与する。
(3) 広い作業領域・適用範囲
要素部品と駆動機構の最適化により、同一クラスではトップクラスの広い作業領域を実現。パワフルな手首トルクで、大型ワーク・ハンドにも対応し、幅広い用途での適用を可能にする。
(4) コンパクトボディ
従来のMCシリーズに対し、ロボット本体の設置面積を17%削減し、29%の軽量化を実現したことで、設備レイアウト・システムの省スペース化に貢献する。
(5) 各種アプリケーションに対応
各種アプリケーションで要望される配線・配管を標準装備。ロボット本体外側の配線・配管の引き回しを不要にすることで、ユーザーの利便性向上と、周辺装置との干渉リスクを低減に寄与する。
4.発売予定
(1) 発 売 日 : 2018年1月
(2) 価 格 : オープン価格
(3) 販売目標 : 3,000台/年 (2018年度)
5.新商品の問い合わせ先
(株)不二越 ロボット事業部 ロボット企画部 TEL:076-423-5135
問い合わせ先 | (株)不二越 経営企画部 TEL:03-5568-5210 FAX:03-5568-5215 インターネットからのお問い合わせ |