ニュースリリース
2018年8月31日
協働ロボット「CZ10」を市場投入
1.協働ロボット市場の拡大
自動車をはじめとして産業機械、電機・電子・EMS分野、食品・医薬品・化粧品分野など幅広い業種で、人件費の高騰や人手不足の解消、そして生産性向上などを目的として、ロボット導入による自動化のとり組みが本格化している。
そのようななか、安全柵なしで人との作業が可能な協働ロボットは、省スペースで柔軟な生産ラインが構築できることから、これまでロボットを使用してこなかった業種や中小企業でも導入が見込まれ、市場規模は大幅に拡大していく見通しである。
2.当社のとり組み
当社は、2013年に小型ロボット市場へ本格参入し、以降、ラインナップを拡充しながら、小型ロボットの活用ノウハウを蓄積し、協働ロボットの開発・改良、機能向上に取り組んできた。
今般、当社は、安全性・操作性を格段に向上させ高精度を追求した小型協働ロボット「CZ10」を市場投入。今までロボットに馴染みのなかったお客様を含め幅広い分野で、自動化ニーズを取り込んでいく。
3.CZ10の特長
(1) 優れた安全性能
国際安全規格(ISO10218-1・TS15066)を満たした安全設計で、安全柵なしで、人とロボットが一緒に作業することが可能に。
機能面では、人との接触を感知して停止・退避し、設計面でも、ロボットに指などが挟まれないよう、各アーム間で一定の距離を保つ仕組みを構築するなど、安全性を確保した。
これまで人手で対応してきた食品・医薬品・化粧品分野や、部品の組立てなど、作業者が密集する生産ラインで、改めて大幅なライン設計をすることなしに、順次、ロボットを導入できるため、柔軟かつスピーディな自動化を実現する。
(2) 思いのままの操作性
既存のダイレクトティーチングでは難しかった直線動作や、ハンドの向きを一定に保ったままのティーチングを可能する新しいダイレクトティーチング機能を搭載。さらに、手首と旋回軸を同一直線上に配置する従来の産業用ロボットと同様のデザインとしたことで、ロボットの操作経験の有無に関わらず、幅広いお客様の操作性を追求した。
製品ライフサイクルが短い電機・電子分野など、頻繁に変更が行われる生産ラインでも、ダイレクトティーチングをはじめとした迅速なプログラミング、容易なセットアップを可能にすることで、ラインの立上げ期間を短縮し、生産効率を改善する。
(3) 高精度な位置制御
モータだけでなく減速機にもセンサーを搭載、高精度な位置制御を実現。熟練作業者が行なってきた精密な作業にも対応する。
4.発売予定
(1) 発 売 日 : 2018年8月
(2) 価 格 : オープン価格
(3) 販売目標 : 2,400台/年
5.新商品の問い合わせ先
ロボット事業部 ロボット企画部 TEL:076-423-5135
問い合わせ先 | (株)不二越 経営企画部 TEL:03-5568-5210 FAX:03-5568-5215 インターネットからのお問い合わせ |