ニュースリリース
2022年10月27日
「アクアＲＥＶＯシリーズ」のラインナップを拡充
１．当社のとり組み
当社は、2018年に、材料・形状・コーティングの全てを一新した超硬ドリル「アクアＲＥＶＯドリル」を市場投入、2019年には超硬エンドミル「アクアＲＥＶＯミル」をシリーズに追加し、長寿命・高能率・多用途の特長が、幅広いユーザーから評価され、超硬工具のマーケットシェアを拡大してきた。
今般、様々な用途で需要が拡大しているステンレス鋼の加工において、圧倒的な切りくず離れと冷却効果で高能率と長寿命を実現した「アクアＲＥＶＯミル ステンレス用」を新たにラインナップ。難削材加工におけるユーザーの品質向上とコストダウンに貢献していく。
２．「アクアＲＥＶＯミル ステンレス用」の概要
ステンレス鋼は、耐食性・耐熱性・耐久性に優れ、洗濯機や食器洗浄機といった家電製品から、発電や化学プラントなどの産業機器、さらには水素ステーションにも採用されるなど、世界的に需要が拡大している。一方で、その切削加工は「切りくずの噛み込みや詰まりが起きやすい」、「加工硬化を起こしやすく、切削抵抗が大きくなる」、「熱伝導率が低く、工具の刃先に熱が溜まりやすい」といった問題から、加工が難しい被削材として知られている。
(1) 特長
アクアＲＥＶＯミル ステンレス用は、新開発の溝形状「エアーフルート」※を採用。切りくずとすくい面との接触長さを抑制することで、切りくず離れを改善し、排出時の噛み込みや詰まりを低減。また、接触に伴う加工熱を軽減し加工硬化が抑制されることで、切削抵抗は従来品比で20％低減。さらに、冷却溝が切りくずとの間に空間を生み出すことで、工具の刃先付近までクーラントが流入しやすくなり、発熱を抑制。側面加工はもちろん、切りくず排出が困難な溝加工でも、ダントツな性能を発揮する。
※特許出願中
①加工面品質の向上、高能率
エアーフルート形状により、切りくずの幅が広がる溝加工においても高い切りくず排出性を発揮し、切削抵抗が大きい高能率加工においても噛み込みによる傷がなく、安定した加工を実現。
②長寿命
切りくず排出性の向上や、切削抵抗と加工熱が抑制されたことで、刃欠けや摩耗が少なく、工具寿命が他社従来品比で約3倍に向上。
③多用途
オーステナイト系から析出硬化系のステンレス鋼はもちろんのこと、一般構造用鋼からチタン合金や耐熱合金などの難削材まで、幅広い被削材に対応。
(2) シリーズと寸法範囲
4枚刃 2.5D G タイプ（ギャッシュランドタイプ）
寸法範囲：Ø3〜Ø20 全9寸法
参考寸法：代表寸法 Ø6.0 全長 50mm 7,500円/本（税抜）
３．発売日と販売目標
| 発 売 日 | ： | 2022年11月1日 |
| 販売目標 | ： | 初年度で年間1億円、3年後には年間3億円を目指す |
以上
| 問い合わせ先 | (株)不二越 経営企画部 TEL:03-5568-5210 FAX:03-5568-5215 インターネットからのお問い合わせ |