ニュースリリース
2023年 8月25日
小型協働ロボット「CMZ05」を市場投入
1.協働ロボット市場の拡大
少子高齢化に伴う世界的な労働人口の減少や人件費の高騰などを背景に、ものづくりの現場では、ロボット導入による自動化の取り組みが加速している。
特に、協働ロボットは、人との接触を検知して停止する安全機能を備えることで安全柵が不要なため、省スペース化や柔軟な生産ラインの構築が可能であり、業種を問わず導入事例が増加している。一方で、一般的に、協働ロボットは人や非協働のロボットと比べて動作速度が遅く、生産性が劣ることから、安全性と高速化の両立、およびさらなる高精度化が課題となっている。
2.当社のとり組み
当社は、高速・軽量コンパクトロボット「MZシリーズ」のラインナップ拡充を進め、2022年3月には、さらなる高速・高精度化ニーズに対応した小型ロボット「MZ Fシリーズ」を市場投入し、ものづくりの現場の生産性向上に貢献している。
今般、MZシリーズで培った設計ノウハウを活用し、高速・高精度の性能はそのままに、安全性や操作性を格段に向上させた小型協働ロボット「CMZ05」を市場投入。従来の協働ロボットを大きく上回る性能でロボットの活用分野を拡大し、自動化ニーズを取り込んでいく。
3.新商品の概要
(1) 特長
@協働ロボットトップクラスの高速・高精度
小型ロボットの開発で培った軽量かつ高剛性な設計により、協働ロボットとしてクラストップレベルの高速・高精度を実現し、お客様の生産性向上に貢献する。
・最高速度:1,000mm/sec(協働時)
2,500mm/sec(非協働時)
・位置繰り返し精度:±0.02mm
A優れた安全性
国際安全規格※を満たし、挟まれリスクを最小化する形状設計などにより、安全性を確保。安全柵なしで、人とロボットの協働作業を実現する。
※ISO13849-1/ISO10218-1・ISO/TS15066を取得
B多様な現場に対応
中空手首構造を採用することでロボット本体外側の配線・配管の引き回しを不要にし、周辺装置との干渉リスクを低減。また、防塵防滴機能(IP67相当)を標準装備し、粉塵・水滴が飛散する環境にも対応。幅広い現場で、生産ラインのスマート化に貢献する。
(2) 製品仕様
・最大可搬質量 | : | 5kg |
・最大リーチ | : | 927mm |
・本体質量 | : | 53kg |
(3) 発売日と販売目標
発 売 日 | : | 2023年8月 |
価 格 | : | オープン価格 |
販売目標 | : | 2,400台/年 |
4.新商品の問い合わせ先
(株)不二越 ロボット事業部 ロボット企画部 TEL:076-423-5135
問い合わせ先 | (株)不二越 経営企画部 TEL:03-5568-5210 FAX:03-5568-5215 インターネットからのお問い合わせ |