種類
超硬エンドミルの刃先コーナには、ギャッシュランド付きとシャープコーナの2種類があります。
刃先の違い、用途について
エンドミルの刃先コーナは、ねじれ角、すくい角、外周逃げ角、底刃逃げ角の4面から追い込まれることによって、刃物角が小さくなっています。
高い切込み量、高い送り量、溝加工など 振動・衝撃が大きく発生する加工では、そのコーナ部のチッピングが発生し易くなります。
その対策として、底刃溝(ギャッシュ)を入れるときに、底刃すくい面を外周コーナ部までかけることにより、刃先の強度を高めることがあります。それが“ギャッシュランド(Gタイプ)”です。
ところがギャッシュランドを付けると刃先コーナが、外径方向からみて後退してしまい、厳密な意味で加工面には隅残りが発生します。隅残り除去(ピン角)が必要な場合にはシャープコーナ(Sタイプ)のエンドミルを使います。