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社名「不二越」の由来


不二越本館
不二越は、1928年(昭和3年)、当時ほとんど輸入に頼っていた機械工具の国産化をめざして、富山市に創立されました。創業者・井村荒喜は、「機械工具分野の自立こそ、わが国の産業を発展させる基礎である」という強い使命感にあふれ、この抱負を、創業の精神として「不二越」に表わしました。
不二は、仏典で「善悪不二、邪正一如」あるいは「迷悟不二」というように、現象としては違うもの、反対に見えるものも、より高い次元に立ってその本質を深く見極めれば、もともと一つのものであることを意味します。
すなわち、正に対する反、そして合への昇華を期するものです。越は、北陸の古い呼称「高志」を意味します。

商標「NACHI」について

NACHIブランドは、日本/大和のルーツである熊野の那智大社に由来し、高い事業意欲を表わしたものです。
1929年(昭和4年)、創業の翌年にはNACHIを商標とし、以来、一貫して全ての商品にNACHIを揚げてきました。NACHIは、世界中の市場、ものづくりのユーザーに幅広く浸透しており、当社製品の信頼の証となっています。