新インバータ駆動油圧ユニットNSPiは、国内省エネナンバーワン(自社調べ)のNSP-Eより、さらに消費電力を削減できる油圧ユニットです。これまでの外付けインバータ方式から、開発した専用インバータを油圧ユニットに内蔵し、省エネルギー・コンパクト化を実現しました。
日本では、環境に配慮した省エネルギー施策に加え、原子力発電所の稼動停止の長期化による電気料の引き上げがあり、ますます節電ニーズが高まっています。海外においても圧倒的な省エネルギーを実現できる日本のインバータ駆動システムに注目が集まっています。
今回開発した専用インバータは、工作機械の稼動状態に合わせてベーンポンプの回転数や油量が最適になるよう制御でき、当社標準ユニットと比べて消費電力64%ダウン(6MPa保圧時)を実現しました。これまで必要だった制御コントローラーとコントローラー用の電源が不要になったほか、設置面積は、インバータが未搭載のNSPユニットと同等です。
省エネルギー
- 消費電力64%ダウン(当社標準ユニット比)
コンパクト
- 油圧タンクとインバータ部の一体化によりNSPユニットと同等の寸法を実現
低油温上昇
- 室温+1.5℃の油温上昇に抑制
低騒音
- 運転音は53dBと静か
簡単操作
- 電源の投入だけですぐ起動
- 圧力調整後、1回のボタン操作で最適な省エネ運転
便利な機能
- ポンプ圧力のデジタル表示機能と圧力スイッチ機能を追加
そのうえ、インバータ駆動により油温は室温の1.5℃上昇までに抑えられ、運転音も落ち着いたカフェにいるくらい静かで気になりません。既存の工作機械に搭載されている油圧ユニットをNSPiに置き換えるだけで、消費電力の大幅削減、作動油交換サイクルの延長、夏季のエアコン電力の削減などによるコストダウン、工場の省エネルギー化やCO2の排出量削減効果が期待できます。
不二越は、今後も、省エネルギーとコンパクトを追求し、さらに使い易い“人と地球に優しい商品づくり”にとり組んでいきます。
コンパクト
省エネルギー