- 地震の衝撃を最大10分の1に緩和
- 薄型・軽量ながら最大積載荷重2500kgを実現
- クリーンな構造
- 容易な設置
- 配線エリアを確保
- フレキシブルなユニット連結
地震大国 日本では、人命・財産を地震の脅威から守るため、日ごろの備えが重要です。
当社は、2004年に独自の軸受技術を用いた免震装置「マグニクレードル」を開発し、2007年にはコンパクトサイズのGシリーズを追加。コンピューターや医療機器など様ざまな分野で好評を得てきました。
近年、サーバーラックの高密度化によって、よりコンパクトで大重量に耐える免震装置のニーズが高まっており、今回、新たに「マグニクレードル Sシリーズ」を市場投入しました。
Sシリーズでは、高さを最小限に抑え、軽量かつコンパクトでありながら、従来型の2倍以上の積載重量を可能にし、業界最高水準の耐荷重性を実現しました。
阪神淡路地震・中越地震と同様の条件下における3次元震動試験では、2.5トンの積載にも優れた免震性能を発揮し、過去最大クラスの大地震に対応できることに加え、設置台数とスペースを大幅に削減することが可能になります。
NACHIの免震技術は、わずかな揺れでもスムーズに動き出す滑らかさと、重量物の激しい揺れを吸収する強さを兼ね備え、美術品などのデリケートで小さなものから、医療検査機器など大型で重量のあるものまで幅広く対応できます。また、配線ガイドを備えており、積載物の設置を簡易にし、多彩な分野での活用が期待できます。
NACHIは、今後も使いやすく高機能なものづくりをめざします。
おもな仕様
応答加速度 | 150ガル | |
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応答変位 | 22cm | |
許容積載重量 | 2500kg | |
寸法 | 奥行き | 100cm、120cm |
横幅 | 99cmを基本に連結可能 | |
高さ | 8.9cm | |
製品重量 | 110kg(奥行き100cm)、 120kg(奥行き120cm) |
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用途 | サーバー、透析装置など医療機器、美術品など |
※1ガルは重力加速度の980分の1
適用事例
サーバーラック
サーバーラック