スラスト自動調心ころ軸受は、射出成形機、ポンプ、船舶のスクリューなど大きなアキシアル荷重を受ける部位で使用されています。とくに射出成形機においては、駆動部の電動化に伴って、消費電力の削減、環境負荷低減やメンテナンスフリー化が求められているほか、近年では生産性向上のため高速化への要求も高まっています。
スラスト自動調心ころ軸受EXS1シリーズは、EXシリーズに比べ、長寿命化と許容回転数の更なる向上に成功し、射出成形機の高速化に対応しました。
最適な形状と特殊表面処理を採用した保持器の開発に加え、ころ端面の粗さを小さくしたことで、回転時の抵抗を大幅に低減。回転時のころの挙動を安定させ、
不二越は、今後も変化するニーズに対応した軸受を開発し、産業機械の発展に貢献していきます。
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EXS1シリーズ 製品ページ
高負荷容量・長寿命
- 大径ころを採用した世界最大クラスの高負荷容量
- 高清浄度鋼を採用し、軌道ところ転動面の曲率を最適化して、長寿命化を実現
低昇温・許容回転速度アップ
- 最適な形状と特殊表面処理を採用した保持器で、
摺 動 抵抗を大きく低減 - ころ端面粗さを小さくして回転抵抗を低減
- 低昇温化により、許容回転速度が30%向上
(当社従来品比)
耐熱性
- 熱安定化処理を標準採用し、200℃環境に対応
低昇温化を実現(温度上昇試験)