ものづくりの現場では、省人化することを目的として、協働ロボットの導入が進んでいます。とくに安全機能を備えた協働ロボットは安全柵が不要で、省スペース化や柔軟な生産ラインの構築が可能なことから、業種を問わず導入事例が増加していますが、安全性と高速化の両立、そして、さらなる高精度化が課題となっています。
当社は今回新たに協働ロボットCZ10とMZFシリーズの両者の特長を活かしたMZタイプ協働ロボット「CMZ05(C:Collaboration MZ:MZシリーズ)」を開発、市場へ投入しました。
MZFシリーズとの共通メカニズムの採用により、衝突部位に応じた動作速度を決定することで協働時には最大1,000mm/sec、非協働時には最大2,500mm/secでの稼働が可能で、高速性と高精度を持ち合わせながらも高い安全性能を実現し、生産性の向上に貢献します。
今後も、高性能なロボット本体と利便性の高いアプリケーションの開発を進め、全世界のお客様に最適なソリューションを提供していきます。
■CFDs‐0000C(CMZ05用制御装置)
モード切替スイッチ下にセンサ用ハーネス接続インターフェース追加
優れた安全性
- 協働ロボットの国際安全規格*の適合
- 挟まれリスクを最小化する形状設計とソフト機能安全柵なしで人とロボットの協働作業を実現
*ISO13849-1、ISO10218-1、ISO/TS15066
高速・高精度
- MZFシリーズと共通のメカニズムにより、クラストップレベルの高速・高精度を実現
多様な業種に対応
- 中空手首構造とアーム内配線・配管により、周辺との干渉リスクを低減
また、防塵防滴(保護等級:IP67相当)機能を標準装備
■挟まれリスクを低減
J1ストッパーカバー |
J3軸挟み込まれ防止構造 |
■協働モードランプ装備
協働作業中は
背面グリーンの
ランプ点灯
■I/O20芯・LANポート付き
アーム内配線で
干渉しない
防じん防滴機能